タヒチでの「TE AITO」レースが終わりそれと共にタヒチでの生活も終わりをむかえました
日本に帰国しこのブログを書きながら、美しいタヒチの日々が今はただただ恋しく自分の体の半分をタヒチに忘れてきたかのようです。
te aitoの結果は28km 2時間58分 総人数の確定が難しいのですがおよそ400名以上の中で、232位。
今年はシニアマスターズ40歳以上のカテゴリーが出来た為、前回出場した時(700名以上)よりも浜に並ぶカヌーは少なめ、しかしそれでも400艇以上のカラフルなカヌーが浜に並びその光景にタヒチとカヌーそこで暮らす人々とのつながりの深さを感じました。
当日のコンディションは、15M/S以上の風と波、ハードなコンディションとなりました。
スタートから前回と同じ様に12:00に一斉スタート!
今回はスタートポジジョンを岬の先に取ろうと思いカヌーをポジションにつけようと思いましたが・・・すでに200艇程のカヌーが並びカヌーを並べるのを断念。
(うねりの角度から最適なポジションでスタートできる)
仕方なくビーナス岬の内側の方いに開いているスペースを見つけカヌーを押し込みセット。
「ヴァーニニ」と言ったようない言っていないような・・・
400艇のカヌーが一斉に飛び出しています。
スタートし集団に巻き込まれない様に出来るだけ前のポジションをキープ、スタートして10分ぐらいはフラット横になが〜くカヌーが並びます。
そこから次第にうねりが入り、波乗りセクション7km。
うまく波を乗り継ぎいい感じにカヌーが走ります。
しかし、タヒチアンはそれを越えて波と一体となりながらぐんぐん進み離されて行く。
10分までは集団の前に位置していましたが、その後は一気に200番以下に・・・
7kmの折り返し付近では波のサイズも風もupしコントロールミスを3回、折り返しの赤い大きなブイを回り、今度は15m/sを越える風とうねりをもろに受けながら500m程次のブイを目指します。
短い距離でしたが凄く集中を要するセクション。
思いのほかコントロールでき、横から来るうねりをうまく捉え漕ぎ進めます。
次のブイを回ると今度はまっこう向かい風!
ここは単純明快に漕力でガシガシ行きます。
このセクションが一番自分らしい漕ぎが出来るところであり、後先考えず勝負。
前の集団、その次の集団と抜く気持ちよさで調子を上げ、順位を大幅に上げた。
ビーナス岬に近づくと風が山に遮られほぼ無風に感じ、折り返しビーナス岬まで快調に漕ぎ進める。
折り返し2週目のダウン、出来る限りここでミス無く集中したい所ですが、
中盤でミスを連発、風波はパワーがありカヌーのコントロールが非常に難しい。
本来はその風波をうまく使いながらリラックスして漕ぎ進める楽しいセクションなのですが、疲れからか集中できず永遠に続くかとも思えるように辛く長かった・・・
なんとか、折り返しのブイを回りそこからはまた、自分らし漕ぎを心がけガシガシ漕ぎ進めます。
皆一様に横に並ぶと必ず競り、僕も一歩も引かず前にでます。
1艇、1艇前にいるカヌーをターゲットにし抜いたらさらに前にと前に前に!
残り4km程のところでラストスパート。
あちらこちらが攣りだし、非常に苦しかった。
それでも前に前に!ゴール渋滞が出来る中に飛び込みゴール!
ゴールした瞬間に自分の力を遥かに越えた存在(自然)とまたその同じ時間をタヒチの人々と漕げる喜びで体と心は本当に満たされていました。
タヒチで漕いだ一漕ぎ一漕ぎが宝物。
レースを振り返り、まだまだ高い壁ではあるけれど、今回はタヒチで戦える手応えを感じました。
課題を一つ最重要をピックするとカヌーでの「波乗り」の技術を向上させる。
前回に比べ格段にV1のコントロールは上達、またスピード(維持)も前回よりも向上しています。
斜めまた横、前からの風波に対してはタヒチアンにも負けていません。
むしろそのセクションでは一気に10人は抜き去ります。
しかし逆に後ろからの追い風、追い波でカヌーコントロールに体力を消耗またはコントロールを制御出来ずにブレーキになってしまう事が多々あり・・・このセクションを得意とする事ができれば100位以内に食い込めsuper aitoに挑戦出来る!
来年に向けしっかりとこの課題をクリアしていきます!
タヒチでは本当に美しい日々を過ごしました。
応援またサポート頂いた皆さまありがとうございます。
「人生は美しい」そう思える自分がいます。
これからも応援よろしくお願い致します。